12月
講演後の質疑応答でよく「兄弟(姉妹)がいるのですが、絵本を読むといつも上の子と下の子が喧嘩になります。どうしたらいいでしょう?」と質問を受けます。「みんなでルールを作ってみては?」「下の子どもさんに合わせた絵本選びを。」「週一回、月一回でもいいので、いつも我慢させられている上の子どもさんのためだけに、1対1で絵本を読む時間を持ってあげて下さい。」などなど状況に応じた提案をしていますが、一番は、喧嘩になってもOKということです。親がいて子がいる。それだけでとても素晴らしいこと。親子がいるから喧嘩もできる。その喧嘩が実はとても尊いことだと思います。
★ぐるぐるちゃんとふわふわちゃん(あかちゃんから) 長江青・作 福音館書店 あかちゃん絵本は言葉が少ないから読みにくいと思っておられる方にオススメのストーリー絵本です。シンプルであたたかいお話なので、肉声で語ってあげてくださいね。これからも季節にもピッタリなお話です。ストーリがちゃんと理解できていなくても大丈夫ですよ。 |
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★おふろのくまちゃん(3歳から) シャーリー・パレントー文 デイヴィッド・ウォーカー絵 福本友美子・訳 岩崎書店 おふろが嫌いな4人のくまちゃん達。大きなちゃいくまちゃんが4人をつかまえておふろに入れようとしますが、自分が全身べとべとになってしまいました!でもね……。嫌いなことも楽しさがわかると変わっていきますよね。特に子ども達は。 |
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★クリスマスのてんし (3、4歳から) エルゼ・ヴィエトール作 さいとうひさこ・訳 徳間書店 もうすぐクリスマス。10人の天使が、困っている人たちにそっと助けの手をさしのべます。ずらりと並んだ天使の後姿が、お話の展開と共にかわいい正面向きの顔に変わっていくという、ステキな工夫がしてあります。私達は知らないところで守られているのですね♪ |
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★ババールとサンタクロース(5歳から) ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳 評論社 80年も前から読み継がれているババールシリーズのクリスマスのお話です。ぞうの国にもサンタクロースに来てもらえるように手紙を書くことにした子ども達。でも一向に返事が届きません。そこで、王さまのババールはサンタクロースに直訴しに行くことにしました!長いお話が聴けるようになったら読んであげてください。 |
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♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)
(えほん館 はなだむつこ)