今月のお薦め絵本 バックナンバー

園児募集





今月のおすすめ絵本9月

 先日仕事で小学校へ行きました。1時間半の内、40分子ども達に絵本を読み、40分保護者の方にお話をし、最後の10分で質問を受けました。すると子ども達も沢山質問をしてくれました。
 3年生の男の子がこんな質問をしました。
「絵本は何のためにあるのですか?」
 すごい質問です。皆さんならどう答えますか? 私は、答えたというよりも口から言葉が勝手に飛び出してしまいました。「子どもを喜ばすためです」と。即答でした。自分の言葉に自分が驚きました。私にとっては「そこ」なのだと、自分に気付かせてもらいました。そうです、喜びです!
 喜びとは即ち「心が動く事」です。単純な喜びだけではありません。喜怒哀楽の全部です。「歓び」と表現した方が合うのかもしれません。子ども達は心を動かす事が大好きです。大人も同じです。そんな豊かさに繋がっていく「歓び」を、絵本はもたらしてくれる存在なのです。
 質問した男の子は、私の答えに笑顔を返してくれました。納得してくれた事が伝わってきました。


むにゃむにゃきゃっきゃっ(あかちゃんから)
 柳原良平・作 こぐま社

柳原さんの絵本には「目」がついています。これがとても素敵な事なのです。乳幼児期に大切なのは「コミュニケーション」です。中でも子ども達は「スキンシップ」「肉声」「アイコンタクト」が大好きです。柳原さんが描く目は、物に命を与え、生き生きとこちらに向かってきます。この絵本もまさにそんな絵本です。あかちゃんと目線を合わせてゆっくりと読んでくださいね。

20×21cm・24ページ
コッコさんのおみせ(2歳から)
 片山健・作 福音館書店

お店やさんごっこを始めたコッコさん。でもお客さんは誰も来ません。待っていても仕方がないと、客引きに行きました。すごい!尊敬です。それでもダメなコッコさんは…。遊びの世界へ皆を引き込む本来の子どもの力が見事に描かれています。大人の対応も素敵です。

21.2 x 20.4 x 0.8 cm
わんぱくだんのおかしなおかしや(3歳から)
 ゆきのゆみこ・上野与志・文 末崎茂樹・絵
 ひさかたチャイルド

お花畑だと思ったら、それはケーキのお花畑。ひまわりに見えるホットケーキ畑。雨かと思えばアメ。おまけに川はチョコレート。もう言う事無しのファンタジー絵本です。シリーズ最新作。

25×22㎝ 36頁
おもちゃの迷路(4、5歳から)
 香川元太郎・香川志織・作 PHP研究所

絵本にはいろいろな種類があります。これは遊び絵本です。数人で一緒に遊べるのが良いところ。時には家族みんなで顔を突き合わせながらワイワイとこんな絵本で楽しむ時間があっても良いと思います。お父さんはムキにならないように気を付けてください。

31.5 x 23.5 x 1.2 cm
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)