今月のお薦め絵本 バックナンバー

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今月のおすすめ絵本2月

 6年前から京都の嵯峨美術大学で「絵本論」の授業を担当させてもらっていますが、若き学生達の感性の素敵な事と言ったら…見た目からは絶対に分かりません。本当に豊かな個性の集まりです(いや〜、見事にバラバラ)。
 しかししかし、打てば響くのです!200人近くの学生がいるので、直接コミュニケーションを取る事は難しいのですが、書いてくれるのです。義務付けてはいないにも関わらず、自分の感じた事を文章で伝えてくれるのです。
 そうです。人は「心が動いた時に言葉を使いたくなる」のです。大学生も乳幼児も同じです。私は授業内でいっぱい絵本を読みます。すると学生達の心が動くのです。だから、言葉を使ってくれるのです。大切なのは、心が動く体験なのです。
 今年も絵本の世界で子ども達がいっぱい心を動かしてくれることを願います。


にこにこばあ(あかちゃんから)
 新井洋行・作 えほんの杜

大人気シリーズの第三弾。「いないいないばあ」のように楽しめる絵本です。いろいろな色の絵の具たちが、ページをめくるたびにどんな表情を見せてくれるのかワクワクしてきます。元気いっぱいの絵の具たちと一緒に戯れてください。2色が混ざって新しいものに変化します。まるで人生のようです。

180㎜×180㎜ 28ページ
まるまるまるのほん(2、3歳から)
 エルヴェ・テュレ・作 たにかわしゅんたろう・訳
 ポプラ社

読者と本がコミュニケーションを取りながら楽しめる体験型絵本です。主人公は赤、青、黄の「まる」のみなのですが、言葉、色、構成がとても良く出来ていて自分も「まる」の世界に入り込んでしまったかのような錯覚と臨場感を味わえる絵本です。デジタルの世界が紙の上で表現されているかのようです。

23cm x 23cm・56ページ
でるでるでるぞ(3、4歳から)
 高谷まちこ・作 佼成出版社

おじいさんとおばあさんと猫のマツが住んでいる古い屋敷。真夜中になると化け物屋敷になるのでしす。鬼、一つ目小僧、ホネ娘等の化け物がウヨウヨ出て来て気味が悪〜い。でもそんな事は全く知らないおじいさんとおばあさん。。。24時間明るさを求められる現代では妖怪の出番も少なくなってしまったようですが、科学で証明できないものに対する畏怖の念は大事です。

25×22cm 32ページ
ぞろりぞろりとやさいがね(5歳から)
 ひろかわさえこ・作 偕成社

家の冷蔵庫の中に食べるのを忘れすっかり古くなってしまった野菜はありませんか?この絵本はそんな野菜たちが真夜中に冷蔵庫から抜け出し、恵まれない野菜の集まりに出掛けて自分たちの思いを訴えます。それに対するみみず和尚の言葉は、私たちの心に響きまくります。感謝を忘れてしまった私たち人間。本当の豊かさとは何か?深いテーマの絵本です。

25 x 21 x 2 cm
♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
えほん館 はなだむつこ)