11月
長年この仕事をしていると、ついつい感情や心の内側のような目に見えないものに意識が行きがちなのですが、それではバランスが悪いと最近つくづく思うようになりました。身体って大事ですね。環境も大事ですね。私は精神論に偏っていたなぁと感じます。加齢に伴って疲れやすくなりましたが、疲れていても以前はやる気を出せました。でも今はそれが出来ません。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」まさに、その通りだと思います。身体がしんどいと気分も暗くなって、余計なことを考えて不安になったりします。これは年齢に関係ないと改めて思います。
「ん???」と思う子どもの様子や反応を見たとき、まず身体が健康であるかどうか、次に環境が大丈夫かどうかを見ることは、健全に生きるためにとても大切なことですね。
★はんぶんこ(2才から) 多田ヒロシ・作 こぐま社 いろんな動物たちが大好きな食べ物をはんぶんこ!上手くいったりいかなかったり。友達と仲良くするために平等に分けるということを教えるだけにとどまらず、「はんぶんこして食べるだけで、いつもより美味しかったり楽しかったりするんだよ」という分かち合う喜びまでが感じられる絵本です。そこを一番大切にして欲しいと願います。 |
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★ぱぱんがパン!(2、3才から) 柴田ケイコ・作 アリス館 子どもたちと一緒に「ぱぱんがパン!」と手をたたきながら読みまくっている絵本です。いろんなパンが「ぱぱんがパン!」と手をたたくとそれぞれの技を披露してくれます。「どうなると思う〜?」と会話をしながら読むとより楽しいです。まだお話が聞けない乳児さんも「ぱぱんがパン!」と手をたたく時はしっかりと参加してくれますから、調子に乗って何回も繰り返しています。 |
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★こらっ、どろぼう!(5才から) ヘザー・テカヴェク・作 ピエール・プラット・絵 なかだゆき・訳 きじとら出版 犬のマックスはご主人に頼まれてニンジンやイチゴ、マメ、サクランボを片っ端から盗んでいく泥棒探しに駆け回ります。でも、犯人はね…。「誰かマックスに本当のことを教えてあげてよー!」言いたくなるほど、一途というか〝そこしか"見えていないマックスのおもしろ絵本です。関西人から見るとマックスのボケっぷりはなかなかナイスでは? |
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★ねえ だっこして(3才からですが特に保護者向け) 竹下文子・文 田中清代・絵 金の星社
ネコを通して語られる子どもの気持ちが胸にしみます。あかちゃんが誕生したからお母さんはあかちゃんにかかりきり。二人以上お子さんがおられる方に特におすすめの絵本です。 |
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♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)
(えほん館 はなだむつこ)