3月
人間は本来学ぶのが好きなのだと言われています。新しい知識や知恵を取得する事を求めているそうです。なのになぜ勉強となると気が進まなくなるのでしょうか。そうです。やりたくない事をやらされるから、やらねばならない状態になるからですね。好きな事や楽しいことは誰に言われなくても自分から勝手にやってしまいます。乳幼児期にはその子の「好き」や「楽しい」を大切にして、その気持ちを開放し伸ばしてあげたいものですね。という事で今月は楽しみながら自然に知識が身に付く絵本を意識して選んでみました。とは言え、ただ楽しむだけにしてくださいね。
★のりまき(乳児から) 小西英子・作 福音館書店 大きく広げられた真っ黒な海苔の上に白いご飯が広げられ、黄色い卵焼き、緑のきゅうり、赤いエビ、茶色の穴子と具が一つずつのっていきます。最後に巻かれて出来上がり。幼い頃、母が海苔巻きを作っていた時にじっと見ていたの事を思い出します。もっとも我が家の海苔巻きはエビや穴子のような上等な具は一切なく、茶色の割合が多かったですが(笑) |
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★むしのかお(3才から) 新開孝・写真・文 ポプラ社 この表紙の虫はなんだか分かりますか?可愛いですね。こんな、虫たちを正面から見た顔の写真絵本です。三角に四角、目の位置も違っていて本当に個性豊かです。よく知っている虫なのに正面から見ると分からないものですね。思わず絵本を遠ざけてしまう虫もいますが、笑うほど愛らしい顔の虫もいます。 |
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★こっぷ(4才から) 谷川俊太郎・文 今村昌昭・写真 日下弘・AD 福音館書店 コップは水をつかまえる。コップは煙もつかまえる。コップはハエをつかまえる。コップは犯人もつかまえる。。。たかがコップ。されどコップ。コップをこれだけ真剣に見た人はめずらしいです。コップとこれだけ真剣に向き合った人はめずらしいです。コップの向こうに見える人々の好奇心に思わず感心してしまいました。 |
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★あなたのおへそ(5才から) かこさとし・作 童心社
カエルにはおへそがありません。ニワトリにもキンギョにもカメにもおへそはありません。人間にはなぜおへそがあるのでしょうか? |
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♪絵本を真ん中に、親子の絆を育みましょう♪
(えほん館 はなだむつこ)
(えほん館 はなだむつこ)